女紋について
2015-10-26
今日のお客様との会話。
とても単純にすると婚礼、葬儀の時、
嫁と姑、小姑との識別が一目瞭然と言うことです。
家紋は基本的に男性用所謂何々家と言うことです。
それにたいして女紋は代々母方のものを継いできているのです。
お母さんは実家のお母さんの紋。
実家のお母さんもその又実家のお母さんの紋ということです。
ですから留袖、喪服とも女の人が揃っていても、
紋を見れば誰と誰が母娘、義母と嫁がわかります。
又、昨今、子供の産着、節句飾りの紋も問題があります。
基本的には実家の家紋を入れます。
昨今呉服屋さんもおもちゃやさんも嫁ぎ先の紋を
薦めている場合が多いようですが、
嫁ぎ先の紋は実家が用意できない時、
嫁ぎ先が用意しました。
と言うことになるんです。
日本はやはり家と家と言うことが大切だったようですね。
結婚が個人と個人となったのは戦後です。
誰と誰の子で、誰と家族、親族でその中で育て育まれて成人し、
結婚相手と出逢い、誰と誰の家族となり、誰と誰と親族になるかは、
切っても切れないものなんですね。
日本の戦は一族は悲しいことですが、家来、そこに住んでいる人
全員は殺さなかったのです。
やはり私たちの体には気の遠くなるような御先祖様がおられます。
出来れば日本の文化が語り継がれることを望みます。
まだまだ沢山このようなことがあります。
先輩のFBの皆々様ご教授下さいませ。
宜しくお願い致します。
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