婚礼衣装について
まず、角隠し、綿帽子は古来より女性は結婚し子供ができ忙しくもなり、強くなると、主人、家族に鬼のような形相で怒ったり、怒鳴ったりと、角を出す思われていたようです。そこで、神前で神様に「私は、神様に決して人に角を出しません、お約束します」と誓いをしました。
白装束は死を表し、武士の死に装束と同じ意味をもちます。今と違い昔は家と家の婚礼でした。婚礼をあげられるのはそれなりの家だったのです。一般的には野合、夜這い等ともいわれ、自由に結婚していました。今の打ち掛けのようになったのは武士の社会になってからのようです。
白は何色にも染まるとこから、私は、主人、嫁ぎ先の家風に染まります、家を出るときは死ぬときです。と言う覚悟の衣装でした。名古屋では婚礼後の里帰りには黒留袖を着て帰りました。
黒は何色にも染まらないので、「もう、実家へ帰っても、実家の色には染まりません。」と言う意味でした。式は厳格なもの、神様との約束事。婚礼の式に参加する方も親族の既婚者と仲人夫人は黒留袖を着用。母親、仲人夫人以外は色留袖でも可です。
披露宴で着る赤は披露宴に来てくださった方々に、「ここまで大きくなりました。皆々様にお世話になったお陰で無事婚礼を挙げる事ができました。ありがとうございました」と感謝の意味を持ち、最後の娘の姿を見ておいて頂くため、真っ赤な若々しい色の振り袖を着用します。白無垢、振り袖は娘、処女の着るものでした。
今と昔の婚礼の意味が違っていたのですね。笑う(^○^)
まだまだ忘れていることが有りそうですが、追々に…笑う(^○^)